西尾さん BMOT特別授業第1回知的生産
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BMOT特別授業第1回知的生産
技術経営選考の立川さん。
主宰,今年度代表。本日,修了生以外の方もいらしている。外部の方がお越しいただいています。
本日,案内をさせていただきましたとおり,4月から特定准教授,西尾先生の特別講義。知的生産。特にあらかじめ資料を使って話してという形ではなく対話から講義を作っていこう。時間割。今から始まって,9時くらいまで。そのあと,私から,修了生の方外部の方。MOTの説明を5分程度。懇親会を用意しています。9時半くらいから11時くらいまで。ちょっと短いですけど,西尾先生を参加してくださる。
nishio.icon2時間くらい話して大丈夫?
事前に抗議資料を作らないという実験授業。この状況で授業をする。是非是非よろしくお願いします。まずですね,すでに色々と,板切れを持って歩き回っていることからしてわかるように新しいものを使って新しい授業。今までと違うことにチャレンジ。実はここで,フェイスブックライブ。今ここにくることができない人も,オンライン上で参加することができるという状態になっている。
nishio.icon早速ですけれども,授業というと何をイメージされます?
なるほど。「先生が前で話して,学生がメモを取る。」
nishio.icon新しいチャレンジじゃないですか。こんな感じの先生が一方的に話して,一方的に受け止めた情報を書き留める。よくある大学での授業,講義のイメージ。
最近,僕は,成蹊大学の法学部の塩澤先生の授業を聴講している。塩澤先生は,講義と授業は違うという話をしている。講義というのは一方的にするもの。授業というのはそうでなくて,スキル授ける。学生達と一緒にスポーツのように体育のように鍛えてくもの。なるほどな〜。それにチャレンジ。
というわけで,今回この知的生産に関する特別授業ということで,僕がどういうことにチャレンジしようと思っているかというと,参加者の知的生産性を向上するというアクティビティ。そういうスポーツの場というのをできるかどうにチャレンジしてみようと思います。そんな感じで,いわゆる一方的なものと違うものにしたいなと僕は狙ってはいますが,こう,初めてのチャレンジ。今まさにここで,作りつつある,参加されていると思っていただければと思います。IT技術を活用するという話はしていただいた。
iPad,アップルTVがありまして,無線で繋がっているだけ。画面共有。ここまでで何かご質問とかあるでしょうか。
【参加者】西尾先生はどんな先生?自己紹介はしていただけるのでしょうか? nishio.icon自己紹介って何をすれば?では,立川さん僕のことどう思っています?
立川さん)えっとですね?どう思っているか。説明ではなく?
緊張しますね。まず,本学のOBである。2014年藤村研を卒業した。で,一応、本業っていう言い方は正しいのか。ベンチャー企業って言っていいのか。
nishio.iconベンチャーかな?
立川)サイボウズ。勢いという次元ではない?研究をされている方。本業なのかな?
nishio.iconそうですね。補足すると,子会社サイボウズライブで研究員として研究。未来のグループウェア,そもそもグループウェアが何を目指して生まれて来たかというと会社って組織の中での人のコミニケーション,をファシリエートすることによって知的再生産。が会社の中で行われるのでは?
延長線上,未来のソフトウェア,もっとより良いソフトウェアがあるのではなか。使っていく,方法。方法論。
どのようにデジタルツールを使っていけばよりよく知的生産ができるか??この辺りのことが僕の研究分野。
タテカワさん)で,それをされながら,一般社団法人の理事をされている。
nishio.iconそうですね。補足しましょうか。一般社団法人未踏とは。未踏をご存知の方?ありがとうございます。未踏というのは?始まったのはいつだかわかる?10年前に始まっていたと思う人?手をあげた方の3分の2くらい。未踏,経済産業省,情報処理推進機構がやっているIT人材の発掘育成事業。いつ始まったかというと,2000プロジェクト。
2000年に小渕首相の発想で作られたプロジェクト。未踏しか続いていない。人材育成事業。
国の事業,発掘して,特にアフターフォローない。発掘して放置して,発掘してその辺に放置して,風が吹いたらチリジリになるみたいな。これが今,発掘された人材延べ人数1700人。繋ぎ止めて行く組織が存在しなかった。国の組織ではなく,一般社団法人として。現役生が交流可能になるような,キャンプファイヤーのようなもの。みんな遊びに行こうぜ。
民間組織としてハブになるように,キャンプファイヤーのようなもの,中心点がどこなのかを示していく。
ざっくり言ってしまえばOB回組織。
BMOTも同じで,多くの方が卒業生,2年間学んだあと,チリジリなって行く同じような構図。もう一度集まって再結合して行くと,より良いことになる。違う組織にいる状態でコネクトして行くこと。良いことが起こって行くだろう。というのがBMOTを盛り上げていきたい。
立川)今多分,いう前に実行さていると思う。西尾先生の講義,スマホとかどんどんいじっていただいて構わない,推奨さている。で,「未踏」ってなんだ?っていうこと,スマホで何って検索していただくとついていっていただける。その上で,直接聞いていただいた方がいいことは聞いていただくと,進みやすいのでは?
ここまでで,何か質問のある方?
【参加者】スラックとかフリーとか,グループウェア,ほぼほぼ普及していて,サイボウズ,出始めの頃から知っている。ある種の危機意識があるのでしょうか? nishio.iconそうですね。それはもちろんあります。
【参加者】どういう風に金を稼ぐか。スラックをはじめ,速度というのが圧倒的に〜,MOTで習ったことキーワードをなぞっているのかそういうサービス。神戸出身だから応援している。サイボウズがどのようにしようとしているか?今日はそれをお聞きしようかと思って参加している。 nishio.iconサイボウずのビジネス戦略はちょっと今回のメインではない。
nishio.iconまず,直接的にスラックに脅かされるか?現状伸びている。日本内でのシェアも伸びているんですよ。日本の中に閉じこもっていてはいけない。海外に出て行く必要がある。海外で,とくにあの,検索すれば出てくるかな?いかにも会社の宣伝っぽい。特に東南アジア北米。
確かにおっしゃる通り,概念の違うサービス,がで来ることはあり得る。個人的には今僕が使っているスクラップボックスはとても良いサービス。これをきちんとサーベイしないとうちの会社やばいんじゃないの?と個人的には思っている。そんな感じ。今までの,
スマホから,リンクを貼ったら,反映をされている技術的に可能。世の中の製品に共同編集の機能。がない。
編集したものが反映されるわけなんですけど。どうやって情報を構造化していくのか,活用して行くのかという支援がとても弱い。すくすく,ソフトウエアの中で一番まともにそこのところ考えているのでは?ざっくりこんな感じで自己紹介できたのでしょうか?何かありましたら。
特定准教授って,なんですか?って話ですかね?
立川さん)気になりますか?
nishio.icon非常勤講師のようなものです。肩書きのつき方。内規があって,そういう呼び名になった。先生になった?授業を持っているわけでもなく。指導する研究室を持っているわけではない。
nishio.icon普段東工大で研究をしている。僕はドクターをとってもいない。よくわからない。博士号自体は別のところでとったのがある。奈良先端大で,バイオ情報学。コンピュータで扱うという研究。技術経営学。社会大学院として,最終学歴は修士,最高学歴は博士という,どっちかしか書けない書面があると悩む。最高学歴どっちを書けばいいのか?そんなにすごいものではない。
【参加者】東工大で,研究をやられて?MOTとしての研究? nishio.iconどんな感じなんでしょうか?破壊的イノベーションが起きる原理。シミュレーションでこういう条件が揃ったら起きるというのを,いくつかの条件が整っていれば起きるのだということを,
じゃあどういうふうに論文にして,出していこう。
【参加者】会社でも,また別の研究をしている。ITをしている。 nishio.icon知的生産として。そうなんですよ。東工大での研究,直接的なシナジーを生み出していない。ので,ちっとそこのところは戦略としてできることがあるのではないかという状況です。
【参加者】シナジーということで,副業をされている? nishio.iconそうですね。副業をビープラウドという会社で機械学習関係,詳しい人のアドバイスが欲しい。とういニーズがある。僕は人工知能とか機械学習とか諸々の知識のストックがあるので,簡単に答えられることができる。そうすると,アドバイスをあげるということをやりましょうか?いいですね。
nishio.iconウエルカム。
「サイボウズ」「副業」。ちょっと,ボツアナだったり、アフリカに行きたい。といえば,間違えた国を言ってしまう。だから国名は言わない。4文字くらいの国。検索した方が絶対早い。アフリカで検索する。出ましたね。ボツアナで合っている。情報にどうやってたどり着くか,検索して,
アフリカで検索する。
海外でボランティアしている。パラレルワーク、副業,推進ている。そういうことをもっとどんどんやって行きましょう。僕が,技術顧問をしたい。僕の方としても,まさかノートは言わないだろう。
【参加者】記事を読んで面白かった。会社にとってもメリットがあるという言い方。 nishio.iconありがとうございます。炎上していました?
立川)炎上をしてましたね。ネガティブな。。。
たとえ報酬がゼロでも副業をしていたという表見で,ちゃんとお金を取らないと。ただ,表現していた。コメントがついて,「たとえ」って書いた。立川)西尾さんクラスの専門家がただで知識を提供するのは良くない。みたいな。感じで。
nishio.iconサブタイトルとかも,ライターの方が書いた。そこ突っ込まれると,あれではある。
何でただでも,と書いたのかというと,なんで。どういうことを目的として副業?お金が目的で副業をしているのではない。オンライン,いーラーニング。サイト。
情報が得られる。自分の学びにもなる。この情報というのはサイボウズはイーラーニング売ってないい。サイボウズではできない。有益である。
サイボウズラボに所属していては学べないこと。別の組織で学べることに価値を感じる。
それをサイボウズに対していう時。サイボウズに対してメリットがある。外からの知識の獲得。会社がロックインされてしまう。
知識を活用して行く。実際に実践して行きましょう。という話です。
【参加者】副業,ダブルである。どっちが主である必要がない? nishio.iconあの表現はうちの会社は喜んで踏襲している。サイボウズ,パラレルワーク。
たとえば,生き方としてはサイボウズで働きながらビープラウドで働いている,サイボウズが主?それぞれに両方に所属することによって,関係してる会社さん、みんながハッピーになる。副業,サブワーク,本物じゃないんだけど。複数あるというのが本質。複数のフクギョウ。押している。パラレルワークの方がはっきりしている。
サイボウズラボ,複業採用。今,他の会社でメインで働いている人がサイボウズでも一部働くということ。そんな形のことをやって行きませんか?でもいいんですよ興味があるところをまずは掘り下げて行きましょう。
ざっくりと何を話したかをメモしておくと,フクギョウの話をした。他に何か質問?
どの辺がスコープ?
ソフトウェアが興味の対象?椅子とか?オフィスってどんなん?食生活はどうするとか?興味の対象としてどの辺を指すのか?西尾さんの興味の対象はどこらへんにあるのかな?
nishio.iconダブラス人間を増強する方法?4つある。人口物?方法論,言語,教育だ。
つまり,ソフトウエアで支援しよう,人工物によって支援しよう。狭いスコーブどういう風に使うか教育によってかさ上げをするし。すでに存在しているもの
スコープは入っていない。健康食生活そういうことは入っていない。どうしたら健康に知的生産を向上させるか。教えて。僕はあまり知らない。
nishio.icon血糖値を図るセンサーを買って実験。わからない。いわゆる血をとって血糖値を測る。しんどくなってきた。実験を続けること自体が知的生産性を損ねるのでは?カツ丼を食べてみたり,主観的に感じるねむさと血糖値との関連しているように思えなかった。サンプルが1つか科学的な実験としてはあれなんですけど。
【参加者】そういう時に,知的生産性が高いというの指標?メトリクス。量的に評価する指標? nishio.iconないですね?そもそも知的生産について尺度がないから。メジャーない。頭を使ってどうこうする。作業になってしまう。
あ,もちろん,既存の職人が作業する時間を減らしました。テイラーの
科学的管理法,メジャー計測することができる。
知的生産の大部分は計測できないものが多い。計測できないもの管理できない。まだ話したことのないテーマで90分講演してください。
でかいタスクがある。
講演資料を作らなきゃ〜とうい状態でははかどらないので,まずは,
付箋を100枚かく。計測できるタスクにする。どんどん書いて言って100枚までかく。まとめてスライドにする。KJ法。
全般的に言うと知的生産の尺度はない。その中を細かく切った時には,一部計測できるところがある。計測できるところ改善できると思っている。
【参加者】いかに楽をするか。どの軸で楽をするか,言語が違う。なるほど〜 今の話を聞いて,いかに楽をするか
どの軸を楽にするかによって言語。
nishio.icon今言及してくれた本。
コーディングを支える技術,という本。個人的にはプログラディングを〜技術にしたかった。のですけれども。
どう言う本かと言うと,なぜプログラミング言語を設計した人がなぜ文法,アマゾンはやめましょう。見られたら恥ずかしいようなものがなくて。よかったですね。
公式ページに最初から行けばよかった。プログラミング言語,人間が作った。何かを考えて作ったか。その中で重要なことは,プログラミング言語というのは人間が楽をするために作られた。何を楽にしたいかという人間のモチベーション。様々な言語。今その話,まさに知的生産性。関連していて。
プログラミング言語,知的生産をあげるため。プログラミング言語が生まれた。知的生産性を高める上でどういうことが必要か。
とても関連していると個人的には思います。
コーディングを支える技術について最近,インタビューされた。後でフェイスブックライブ。自分で見返して,参考にscrapboxに貼っておく。エンジニア2018年4月。
どうして書いたのかと言うこと。
何がやりたかった?プログラミング関係の技術書どっさりある。変化の速度がはやい。どんどん陳腐化している。もっと抽象化したコアなコンセプト。価値が保ち続けられる本が作れるのでは。何でそう考えたかというと,僕が書いた
1冊目の本ジャイソン,ご存知の方?人工知能。パイソンをご存知の方?ジャバで書かれた処理系。だいぶ昔にあった。何ができるかという本。バージョンが上がって,サンプルテキストが動かななってテストしなおさなけばならなくなった。こういうタイプの本は良くない。僕は痛感した。あと,実際に,コーディング〜書き始めたころ,イノベーションの機会,顧客のことを考えないといけない。ビジネスうまく行かせるためには顧客のことを考えないといけない,今まで自分が本を書く上で,書きたいと思った内容を書いていた。顧客のニーズを全然考えていなかったじゃないか?当たり前のことなんですけど,教科書を作る講演をする,必ず顧客がいる。顧客満足度,当時エンジニアだった僕は気づいていなかった。実際あんま売れなかった。どうしていく必要があるか。この本を手にとって読むであろう人?プログラミングを学び始めていてつまづいたり,どういう問題を抱えているのか?よくわからないモヤモヤ。しているな。
モヤモヤを解決するため本です。例えば,C言語,ループを表現する文法が2種類ある。片方あればいいと思うでしょ?
それって,実際のことろ,今指導している高校1年生が,while文は使わないで〜でできるから。どうかな〜みたいな気持ちになる。何で,その2つ構文があるのか特徴的,もっと便利に書けるようにしたくて生まれた。
こういう,多くのエンジニアのモヤモヤを解決する,長く読まれる本を目指す。
そのおかげ,2013年,5年経つ。去年か今年の頭。第3冊になる。今でも,グッと上がってくる。先輩が後輩に読んでおけ。と言って渡す。売れ続けている。自慢をすると,中国版韓国語版がある。
このデザインも面白い。核心概念。日本語タイトルに入れたかった。かっこいいな〜
完全にただの自慢でしたnishio.icon
なんでこの話になったのか?プログラミング言語,楽をするために生まれてきた。プログラミング言語,何で色々なコードが必要かというと情報が膨大になってきた時に人間の認知能力ではキャパが足りない。全体を把握することがてきない。どうすればいいか?知的生産も割と近い。アイデアを出す。
ゼロからふっと出てくるのではない。情報をたくさん集める。情報がたくさんありすぎてわけがわからない。
情報洪水に溺れる。どうすれば,うまくさばいていくことができるか?
そういうふうなことを考えていくことができればいい。現状今僕が知っているものでそういう目的で使うことができる手法というか,方法論。KJ法。前半部分,情報を書き出した時に脳内でとどめておくことってできない。たくさんある100まい,脳内に全部入れて脳内で全部処理することはできない。机に順番に並べていくと,ここに記憶されいてるのでパッと見て,こう見直すことができる。もう一度脳に入れることができる。記憶作業記憶机と紙,生産系を工場する100枚の付箋の内容を覚える。頑張って覚えていこうなんて考えるのではなくて,デバイスと方法論。見えるようにしたらそれで済む話ですよね?ちょっとした工夫で知的生産性ってアップしていくだろうと考えている。いまの話の大切な点は,情報を一覧性が高い状態にする。覚えておかなくていい。見ればいい。見れば思い出すことができる。どれくらい話している?
立川)個人的に興味。これまでの話で,みなさん,どれくらい納得感がある?
nishio.icon納得感がある人?笑。って聞くの?納得感がない人?
向こう向いているから。見えないので,ちゃんと聞きます。正直に。これまでのはなし,訳のわからない単語,正直よくわからないぞという方?いま,1人,2人。3人。どうしようかな?3名の方が,手をあげました。nishio.iconその方々は,直接誰かということを認識されたくないか?いいという人?大丈夫?
立川)多分大丈夫ですかね?一回見ていただいて。
わかんない?
nishio.iconどなたでしょうか?
【参加者】話の方向性があまりにもあちこちに飛びすぎて,なんていうんでしょうね?どう理解して,大づかみにできない。ていうのがあって,非常に今混乱している。 nishio.iconそもそもなんの話をしていましたっけ?
同意であるかた?いっぱい。
そうなんですよね。話の方向性を大づかみにできない。
確かに大きな問題で。これをどう解決するか?解決できないと思う。なぜかというと,それって,事前に話す内容を僕が決めてくればいい。整理してくればいい話。例えば,学び方の〜デザインというのをクリックしてみると,
これは,どういうなストーリー,書いてから考えよう,断片的情報の構造化。多くの中から選ぶ方法。〜構造を何をやったか,2泊3日の京都大学のサマーデザインスクール。12時間のワークショップ,アクティビティ,講義資料がリンクを辿っていただけると,,メインストーリーまずは書いてから考えよう。どうやってまとめましょうか?事前に何を話すか。っていうのを決めてどう構造化するか。
事前準備して,それ12時間でリリースするというそういう
一方で,これってものすごく負担が大きい。観客の反応を見て修正しようとする,1年後になる。ソフトウェアの感覚でいうとそんなに遅くていいのだろうか?
nishio.iconはい,え?納得感の声ですか?笑
学校の授業を,シラバス,「8回分でこんな話をしていきます。」シラバスをこう,提出してそれにしたがって話をしていくことが認められる。何を話すと顧客のニーズに合うのか,何を話されると嬉しいのか,改善するの1年ごに改善する。何年も続けていらっしゃる先生がたそれは構造化されていると思うのですけれども,僕は仮に,来年からスタートするとすると,授業の内容としてリストアップ
話の方向が大づかみできない理由。なぜか。いまいろいろな小さい断片を出した時にどういう反応があるかを計測している,解決できるのがいい。立川)解決するゴールはそもそもなんでししたっけ?授業とは,参加者の知的生産性を高める。向上すること。助ける。う
立川)解決できないという。我々の方で対策は可能。聴衆の方で。いま,
参加いただいている皆さんが今日どういう期待を持ってご参加いただいているのかを伝える。というのはアリだと思う。
【参加者】目的は西尾さんが動いていることろが見たい。伝説の生き物。実在するんだ。というのを確認したい。 【参加者】以前話を伺ったことがあって,どういうことを話すのかな〜伺たと思った。 立川)期待はなかった?
立川)サイボウズの戦略が聞けるのでは?
【参加者】大学の研究者,先生にもなって,企業の研究者 シナジーをどのようにしているのか?僕は興味がある。サイボウズ,しょぼいウェブ画面から知っている。最初UI ボロボロ。だけどもチャレンジていて,気にはなっている。それもありました。知的生産,僕もプログラマー会社やって38年。アップルでも仕事している。やっぱり知的生産。というのも求められる。アップルは求められる。そこにすごく,先生に書かれた本も知らなくて,ポチってみようかと。
nishio.iconコーディング〜の本は。エンジニア向けの本。知的生産性の本が出るよてい。今週の次の月曜に内容フィックス。
nishio.icon川喜田二郎法。
説明したい。具体的な手法。ぜひ皆さんに活用してほしい。みなさんの知的生産性は向上する。次回以降,僕は思っている。今回が次回やりたいと思っている。
【参加者】色々お話し講義を受けている。何か,やっぱり新しい発見をしたいな。そうすると,何があるかわからない。どういう引きたしがあるのかザーッと並べられているとこういう話を聞きたいというのが出てくるのでは?皆さんから。 nishio.icon新しい発見を求めている時に,事前に何を求めているかは言語化できない。
【参加者】キーワードを見ているとわかる。これは今で聞いたことがない。知的生産性の中でててくるのか?とか。そういう話,があるのでは? nishio.iconありがとうございます。KJ法を聞いたことがある人?6割ですね。知的生産資料を作る,目的で使ったことがある人?8人くらい。聞いて入るけれど,使ってはいない。
知っている人は6割。8でしたっけ?じゃあ,聞いたことがあって使ったことがない人に聞きたい?有用に思えないから使わないのか?KJ方,使い方がわからない人?
【参加者】そもそも何ですか?前,これはそうですよね?って感じだった記憶がある。特別なことを言ってない。 nishio.icon便利なのに。と思う。〜法という言葉があると伝えやすい。言葉があると便利だから。
【参加者】そもそも,ポストイットでアイデア出しをする人がどれくらいいるのか? nishio.iconポストイットでアイデア出しをする人?僕はすごくします。
nishio.iconそういうの全然いいです。手段を問わない。まず書き出しをします。書き出し法。
さっきの,
一覧できるようにして書いてから考えよう。
スライドを出して話し始めてしまう。考えよう,ではない。
脳の負担。だから書いてから考えましょう。
でね。具体的に書いてみて何枚だった単位時間あたりにかける時間
書いてみましょう。
と繰り返す。12時間のワークショップ。大前提として,書いてから考える。重要な事。
100枚一覧できるようにする。ディスプレイでもいい。ホワイトボードでもいい,手段は問わない。一覧できるようにした後,それを分類してしまうと新しい構造発見することができなくなる。いま脳内にあるもの。それでは新しいものは生まれない。
分類してはいけない。分類,
【参加者】偏見であるからいけない。自分の偏見であるから。 nishio.iconドサッと書いた。ここには社内でのふわっとし問題を現状の,情報,アンケート・・・
「よし,分類しよう!! 」「これは問題で,これは理想の話で,これは解決法,3つに分ける。」まとめた結果,何ができるかというと,こういう方法がある・・・ザッツオール,それはいけない。何も生まれない。どういう風にやっていくか。ストーリーとしてまとめられそうなもの。見た目の階層が減る。束ねる認知的負担が減っていく。ジョジョに主題が明らかになってくる。生まれてくる。発想を生み出す。
なのです。
立川)3名の方に手を上げてもらった。お一人の話の方の話。理解しづらい。今日の皆さんどんな期待。みなさん,どんな期待?KJ法の話。ポイントとしては,ここに戻るか,ここに戻るか。ここちょっと,一旦戻る。
nishio.iconものすごいザックリした説明で済んだところなので,KJ法は,今度,第3回,KJ法にすればいい。立川)言語化していただけるのであれば,何がわからなかったのか?もしあれば?
nishio.icon顧客ニーズ,普段は難しい。
【参加者】3人のうちの1人:そもそも,知的生産って,ビックワードでなんのことかよくわからない。それに対する何かの知見が得られるのでは?結果的には散ったのかな?NGサイボウズの細かい話はだめ。 定義がわかっていない私は,何を話していいのかわからない。定義,コソコソとインターネットで調べた。知的生産とは何か。先生の定義を知りたいな。
nishio.iconありがとうございます。知的生産とは何か難しい話。
nishio.icon僕はそう思っています。知的生産って,プログラミング,講演資料を作るのも知的生産。少なくともそれは入っている。
立川)みなさん知的生産ってどんなイメージ?
【参加者】ナレッジマネジメント,その一つの要素。切り口である部分を俯瞰した時に言語化できるか,ザックリなんですけど。 nishio.icon知的生産性の授業,まず立川さん,どうやって発見したのか?何かを発見したわけではない。当たり前のことを当たり前にしているだけ。
なぜそういうことを行なったか。どういう流れがあったか。最初はドラッカー。知識は資本だ。は,「そうなんだ!!」って思った。MOTに入る前。7年くらい前。ドラッカーブーム。本屋に平積み。赤い表紙,こっちの方が面白いぞ。ポスト資本主義社会,資本主義社会って,資本がメイン,知識の方が重要なんじゃないの?ドラッカーが言い出した。
nishio.iconこれ,図書きましょう。図を描いた方が。産業革命の前。人がいるわけですね。1日丸々使って靴下ができるわけですよ。この人も同じ時間を使って,これが生産機械ができると,コピペしましょう。たくさんできる。靴下が。産業革命において起こった生産性の向上。機械による生産性の向上。このころ,マルクスとかが資本家にどんどんお金が貯まって行って階層がこう、格差が激しくなって大変なことになる。と言った。変なことにならないまま,今に至る。なんでか?機械を使う,機械がどんどん複雑化していった。機械が複雑化。イヒって書いたみたい。
使うために知識がよりたくさん必要になるんです。そうすると,知識って,資本家のところに貯まるのではない。労働者の脳にたまる。いけすかない経営者であったら,転職します。労働者個人の中に入っている知識とともに転職者と共に移動する。知識という財は経営者のところに貯まるのではなくて,個々人の従業員,個々人の労働者が持っている。機械を使って生産する。資本のある者のこうろにたまらない。
では生産性を高めているのはどっちなのか?資本家が持っている機械か?人か?知識なのか?機械が一点物ではなく普通に買えるものだったりすると,機械を持っていること差別化にならない。一方で世の中で使い方わかっている人少ないぜ。という知識というものは利潤の厳選になる。
というのが差別化,競争力の源泉が資本ではなく知識になる。ドラッカーの知識が資本だというと,何を言っているのだと思う人もいると思うが,競争力の源泉は,資本ではなく知識である。
もうちょっと綺麗な字を書けるようになっておいた方がいいな。これがざっくりというとドラッカーのポスト資本主義社会という分厚い本を1ページに要約。ものすごいザックリとようやくした。これを踏まえて,資本主義社会において,資本家は儲かった利潤を機械に投資することで,拡大再生産していったわけですね。
「利益を再投資して拡大再生産」
ポスト資本主義社会において,ここの労働者はどういう行動をとって行くと,拡大再生産。知識の再生産に投資するという結論になりませんか。時間,可処分時間を全部いかにすればより効率よく知識を得ることができるか?本とかでコモディティ化している知識ではなく,特定の入手が困難な知識そういうところに着目。投資して行くのが
知識生産における拡大再生産,この,
【参加者】ここでいう知識というのは,カールマルクス,実践値では?知識っているているような感じ。 nishio.iconいいです。実践値です。実践知?
ドラッカーは成果にフォーカスした知識。
ビジネス,お金につながるものかいなか。教養はお金に繋がらない。知識には含めない。
【参加者】そこでポイントとなるのは再生産,生産だと思う。 知識を持っている,最初のところ,習得じゃないですか?習得って,最初,習得の話から。もう少し,・・・
ここで生産という言葉。そこに至るギャップ。認知をしていただければ。
【参加者】成果に結びつくか?云々って,別のベクトルな気がして、実践ちと反対,opposite word が何かと言うと,形式的なものかなとちょっと思った。要は,記述できる知識。オポジットワード, 形式知が成果に結びつかないとは言えない。他の軸がいくつかあるのかな?それはなんなのでしょうか?
【参加者】資本主義再生産,機械を操作する知識。機械を操作する知識がなければ生産は行われない価値が移動する。それはもちろんそうだ。資本家は知識をコモディティ化する。nishio.iconそうですね。 【参加者】マニュアルを作成した時,その人しか知らない知識,となっていれば,実際にはそうはらないのでは。もう一つは,その人しか知らない知識がそれがお金になるとは限らない。大抵はお金にならない。その人知らないと本人が思い込んでいる。 nishio.icon市場に問うしかない。それが本当にお金になるかどうか。
【参加者】そこで知識が価値を生んでいるって,知識って何?それって難しくない? nishio.icon知識のコモディティ化を経営者がする,ドキュメントをまとめさせたりする,当然もちろんやっている。それこそが形式的な知だと思うんですよ。記述された知識。
一方で,例えばうまく動いていないプログラムここにあります。どこが問題ポイントなのかを見つけ出すのって,こういう指示に従って,マニュアルがあるかというとそれはなくて,実践的に直すという作業を経験していくことによって肌感覚。嗅覚。なにか,うまく記述できない何かをそういうものを持っている人,新入社員より効率よくプログラミングを作ることができる。
【参加者】若干難しいと思うのは。暗黙知を持っていないと,・・資本家はどう思うか。そのプログラムを投げ捨てて,誰でも使えるプログラムを買ってくる。という選択肢がある。 nishio.iconありますね。
【参加者】ていうか,普通そうしますよね?誰でも使えるプログラムを買ってくる。 nishio.icon暗黙知がない誰でも使えるツール買ってくる,その企業の優位性にならない。競争優位にはならない。誰でも買ってくることができるので。暗黙知の部分。まだ言語化されていていなものをいかに持っているか?どうやって記述して他の社員に伝えることができるか,というところにあるのでは?
【参加者】暗黙知,をいかに宣伝するか。その知識には価値があるぞ。と。それだけで価値があるのではなく,実際にその知識,金銭的価値がない場合がある。そこは難しい。 nishio.icon実際につかみどころのない,まだ形式化されていないのでものとして見ることができないサムシングに対して,これは価値があるんだということを,市場とかに価値があると感じてくれた場合。実際価値を生み出すわけ。価値があるとみなす。
【参加者】実践知と暗黙知。知識を持っている人に価値があるということですね。 【参加者】あの,実践知と暗黙知,技術的な知識,プログラミング,いろんな経験,というところと,最近よく出ている組織である,イノベーション,組織論,マネジメントからどんどん離れていっている。あれって,ある種19世紀アメリカルネサンス期の文学者の方がが言っていること。エマソンとか19世紀初頭の知識人が言っている背景が実は今暗黙知てきに今のマネジメントを変えていかないとイノベーション起きないよ,どんどんもう一回再発見されて,違う言葉になって,再発見されて,エマソン,ホイットマンとかヘンリーが書いてたいことをただ名前を変えて,言っているようにしか見えない。実践知,テクノロジー的なもので。時代とともに変化していき。暗黙知,哲学者と文学者が書いたもの。時代とともに呼び名は変わっていても価値はかてっいない。その二つを知的生産としてどう再定義するのか。そんな感じがしました。おじさん的には。 nishio.icon古典的に価値が再発掘されている。
【参加者】そうそう。僕にとって,エマソンと〜の焼き直しなんですよ。 nishio.icon実際のことろ,古典には価値があると僕もも思っていてみんな読めばいいと思っている。エマソン。川喜田二郎,50年前。今の時代に価値がある,僕も思っている。
【参加者】ジョブズ,ヘンリー読んでいます。絶対に読んでいます。読まないはずがない。でないと,その後の行動,言っていることしていること,全部,ヘンリーデビットソロンの焼き直しです。暗黙知なのかな。 nishio.iconそれを暗黙知と呼ぶのかどうかは,ちょっとわからない。形式化されている知識。意外ともっと古典に書かれいてる,どっさりある。すごく同意する。一つの例がKJ法,「それドラッカーが言っていることではないか?」だいぶまえに言ったこと古典には時の試練を経てきた価値がある。
nishio.icon話を戻す。
立川)質問。ここ,5分くらいの議論についていけてない人はいますか?ついていけてます?難しいんじゃないかな?
nishio.iconキーワード?説明のないキーワードがありすぎ?
【参加者】共有されているのかな。ある人が言っている言葉って,それが,定義。 たてかわ)暗黙知,形式知。当たり前のように対義語であると言いましが,経営学の野中郁次郎先生が書いたナレッジマネジメントという本。読んでいる人はパッと出てくる。読んでないとどうなのか。
nishio.icon知識って一体何?
nishio.iconこの矢印を引いたのは,野中先生。あくまでただ一人の野中先生という1人の人がこういう考えをした方がいいのではないかと言った。知識を定義するわけではない。
nishio.icon暗黙知という言葉は少なくとも2通りの使われ方をしている。野中先生トライニーが言っている暗黙知という言葉で,何かを言った気になる。使って行きたくない。暗黙知という言葉を使ったことで何かを言ったようになる,これ,言いたくない。
nishio.icon簡単に説明すると,野中郁次郎、シンプルに言語化されていないもの。
nishio.icon別。実践知の話はちょっと置いておいて,
野中郁次郎の「seciモデル」93ページにあるのですが,暗黙知と形式知があるのだ。
「知識創造企業」暗黙知,表出化さていないもの。表出化させて,共有化させて繋げ合わせて,あたらしいのを作り上げていく。このサイクルをぐるぐる回すことが大事なんだ。と野中先生が言った,ただそれだけの話。
暗黙知形式知,文字とかそういうマニュアルになっているもの,自転車の乗り方,言葉で説明できないけれど乗れる人はいますよね。例えば,工業機械で,機械でカタカタ変な音がなっている。これは,ここのバルブを締めたらいいんだろう。言語になっていない。わかっている,プロがいる。職人がいる。言語化されていない知識。共有化,一緒に作業する。他の社員に伝える。「おっ,これを閉めるんだ。なんでですか?」「ガタガタ言っただろう。」みたいな。そうすると,表出化する。今までその職人さんは言葉にしていなかった。ガタガタ→キュッ,というものを,自分の中でやっていて,共同化する作業することによって表出化していく。外に出て行く。ガタガタ言ったとき,ここを確認するというような,ノウハウ,知識になる,経営者はどんどんそういうのを外部化していきたい。職人さんが病気でいなくなるが転職する。形式化していったもの,一人の人のものが複数の人から見えるようになる。一覧することができる。連結化が起きる。これとこれとが,こういうことなんじゃない?新しく入ってきた,そうすると,自分の内部にそういう知識を持っているか。表出サイクル野中郁次郎先生がこの本で書いた。あくまでこれは知識を定義するものではなく,根拠がなく,1人の解釈として,そういう知識のあり方というモデルがあるのではないか,野中先生が提案した。
nishio.iconトラウニー暗黙知の捨象という本で紹介されている。いい説明に辿りつけなさそうな感じがする。頑張って口頭で説明しますと,何かあたらしいものを発見しようとする,科学者であったとして,その時に今から見つけようとしているものが何かって,わからない。もしもそれが分かっているのであればすでに発見ずみ。パラドクス。新しいものを発見するときにそれが何になるか明確にわからない。事前に明確にはわからない。自分にわからない,どこを探したらいいのか分からない。じゃあ,一体どうやって探して行くのか?難しい。
「じゃあ,イノベーションを起こしましょう」って,イノベーションどうやって起こすのか?分かっていたらイノベーション起こった後です。なので,分からない。一方これをいろいろな,ある一人の人が考えたただの仮説。正解かどうか,これは正解に近づいてそうだぞと感じるセンス。存在する。「正解を知らなくても暗黙に,例えばプログラムを書いている時に,「この辺にバグがありそうだぞ。」って思ったりする。機械を整備している時,「お,なんかいい感じに動き出したぞ。」「これはきな臭い状態になっている。」アイデア出しをしていた時に,何がよくないか分からないけれど「そのアイデアはちょっとよくない気がする。」 そういう言語化できないサムシング。なんらかの感覚が存在する。正解に近づいているか否かを感知する能力が人間にはある。とポラウニーは考えた。これを明確な知識と対比して,「暗黙に知ること」これがポラウニーの言った暗黙知です。色々バリエーションがある。形式知としての対比としての暗黙知とは今の,全然違うもの。
【参加者】2番目のやつは,野中の暗黙知と似ているんじゃないか。書き出せない,自分は正解に近づく能力を持っている。それは,という意味で同じかな?と感じた。 nishio.icon共通する部分はもちろんありますが,形式知と暗黙知という,対応,矢印が変。ということですね。
【参加者】野中のって,答えに近づくために言語化を必須にしている。言語化されるかもしれない。その違い? nishio.icon野中郁次郎は組織を前提にしている。ポラウニー,組織を前提にしていない。知的生産企業,企業。野中は組織を前提。ポラうニーは例えば,1人の化学者が・・・どういうふうな思考の流れがあるか。
【参加者】後者のイメージをする。そうい理解でいいのか。どういう類の知的生産?どっちかというと発見とかイノベーション。 nishio.iconホイホイと事業で言語化して伝えることができないと思っていて,こうホイホイ得られるものではない。
【参加者】そこを知的生産と言われると,すごく難しい。そうではない。 nishio.iconそう簡単にホイホイ言語化できるものではないと僕も思っている。
暗黙に知っていることを,これを知的生産というと大変なことになってしまう。
nishio.iconそう簡単に実践できない。一方で,でもやっぱり,身につけたりすることができると,いい。体得したり,体育として身につけたりすると,すごいいいわけですよね。どうすればできるかどうか,難しい問題です。
立川)思ったんですけど,残り30分切ったところで,すごい,この話深まっている中で,あれなんですけど,この話を深めていく方向でいくのか,一旦あの,どうしようかな〜聞いて見てもいいですか?
nishio.icon最後にひとまとめ。あのやり方面白いから僕もやってみたい。と思った彼は法学部の先生。塩澤先生なんですけれど,iPadでこういうふうな感じで授業をされている。驚きですよね。それはさておき,彼の授業に対するマインドとして,講義はよくない。一方的に知識を伝えるのは良くなくて,その場で考えたり,議論したりそういうことをしていくアクティビティの場である。授業は体育であるということを彼は言っている。先生だけが運動していて,みんなが座ってじっと見ているということはありえないじゃないですか。他の科目に関しては,それを当然として受け入れている,おかしくないですか?特に今回のテーマみたいに知的生産という話の時に,知的生産とは,知識がなんであるか,スライドを90枚くらい用意してきて,バーっと話して,ご静聴ありがとうございました。みんなさよなら。それ体育ではない。知的生産,ここで答えているような,代替することのできない,適切なのか。違うよね。こういう体育てスタイル。議論になっていて,僕としては答えづらいことになっいることを楽しみつつ,すごい,運動になっている状態。すごくいわゆる授業,いわゆる講義,情報をお伝えする講義と全然違う形であるのですが,紆余曲折,まとまりなく迷路をさまよっている感じではあるのですが,本来の目的に割とポジティブな方向に進んでいる。いい感じにまとめたところで,
僕は楽しかった,
3人目は私なんですけど,聞かれた時点の話,知らない言葉が飛び出してきて,ついていけない感がありました。ソフトウェア,ほとんど,
nishio.iconそんなことはない。ソフトウェアがお仕事である人?少数派ですよ。
もっとわかりやすい例。
そういう,ソフトな方がどういう活動をするのかな,ということを知りたくてきたので目的は達しているのですけれども,みんなは,わかっているのかな?
料理に例える。nishio.icon全く同じことをたとえを料理にすルといい。僕の料理のスキルが高まらないといけない。
料理に例えるとどう例えたらいい?あえて,例えるならば,野中先生の暗黙知,いろんな経験があるから冷蔵庫の中に入っているもので料理を作れる主婦。ポランニーの方は,なんかわかんないんだけど,組み合わせたらいいものができるのではないかという経験に基づいているかもしれないけど,それにプラスアルファ,なんていうのか直感に近いもので作り出しているのかな,という印象を受けました
nishio.iconなるほど。適正なものに感じました。
で,えっと,料理にみりんを使え,日本酒を使えって書いてあるじゃないですか?あれ,何が違うのか全然わからない。
どう使い分ける?
日本酒は甘いし。
nishio.iconそういうふうな形で,甘くしたいか,甘くしたくないか,という欲求によって決めていいんですね?
包丁って,いろんな種類があるけど,別に何で切ってもいい。三角包丁。
包丁にはいろんな種類があって,出刃包丁と刺身包丁があることくらいはわかる。刺身包丁で肉切ってもいいよね?という
切れるよね?専用の包丁を使った方がサクッと切れる。なぜならば,その包丁はそのものを切るためにつくられたものであるから。目的で作ったから。for文とwhile文がなぜあるかというと,同じことです。より良いものを作った。
わかりやすい!
知っている人にとってはすごいわかりやすい。知らない人にはわかりにくい。
nishio.icon構成要素がよく似たものが2つあって,なんでその2つがあるんだ,と良くつまづくポイント。どう違うのですか?どう使い分けるのですか。というのがとっても良くある,情報系の大学の1年生の頻出の質問。違う目的があって生まれてきたから。料理の話。包丁に色々ありますよ。やっぱり包丁がぴんとこなくて,調味料が,何種類もある上白糖,三温糖。しおも,普通のしお,岩塩,ヒマラヤの塩。クレイジーソルト,同使い分けたらいいか。
たてかわ)それは結果が明らかに違ってしまうから。
包丁だったら,手の大きい人は大きい包丁,手が小さい人は小さい包丁。ニーズが違う。
nishio.iconそうかなぁ。そうかもしれない。
なんかそういう,講義をやろう,合間合間で「質問がある人」ってやろうと思ったのにすっかり忘れて,つき走ってしまって、せっかくこれがあれ。
これって,この形式って,受ける側の力量が試される形式。今ここで話している話は何で,続いた方がこの場にとって有益なのか,修正してくださいってお願いした方が有益なのかをみんなが考えないといけない。講義形式だな。
nishio.icon僕がもっちょっとスキルが高ければ,しゃべりつつ,しゃべっている自分を俯瞰している人間が見ることができるんだと思うけれど,現状僕は完全にこうなって走ってしまった。こういう感じで,話している。本当は15分に一回Siriが質問の時間だというように設定するつもりだった。
立川)たとえば,残り15分を有益に過ごすにはどうしたらいいか?仮説として,まだ発言されていない方。どんなことを考えた,気づいた。全体で共有できると納得感が共有できる。ていうふうに思っている。いくつか聞いて。
【参加者】いいですか?僕はこう,どういう形式でやるかわからなかった。サンプル的な自分のなんか気になること,身につけばいいかな。そういう意味では,KJ法の話や,知ってはいたけど,改めて説明していただいて整理ができた。かなり,どうやれば有益かな。個人が考えて,思いのまま追求していけば,形になるのかな。 nishio.iconなるほど。個人が
こうしてほしいというリクエスト?
流れに任せるのが楽しい。
流れに任せるのが楽しい。
自分の方向に持っていこうと思うと,その方向になるけれど,僕は刺激を求めてきているので,ほかの人の話を聞いている方が自分の気づかなかったこと,に触れられるのでそっちの方が今は楽しい。
nishio.icon貴重な話をありがとうごさいます。
立川)その話が聞けてよかった。
nishio.iconでは,これを解決しておきたい,ということがある人に,わからない単語があったとか,聞いて,その解説をするということで流れに任せたい人は問題がないと思うのですけど,何か質問したいこと,ここまでわからなかったことがある方?
すっごい顔して,今の顔。ライブ中継したかった。
【参加者】結論から言って,どうやったら,知的生産性が高まるのか。サラリーマン,デスクワークが多いと勝手に思う。そういう人が知的生産性を上げたい。と思ったときに,KJ法も一つの方法としてあるとして,どういうアプローチが存在して, nishio.iconまず書きが出してから考えることを,一覧できるようにすることを,分類すること,グループ化すること。それがもう当たり前のことだと思っているのであれば,同じレベルまで習得されているのであれば,教えられることはない。
具体的なこういうことをやっているのだというとこは,意見交換して,そんな方法があるんだ,ということはあるかもしれない。
【参加者】ポストイットで書き出すことに適している仕事と適していない仕事があって,適していない仕事は知的生産ではないのか?という。 例えば,?
例えばクリエイティブクラス。それによるとトヨタの工場で働く人はクリエイティブワーカーだ。
nishio.iconそれは改善を考えるから?
そうそう。
彼らは知的生産に従事していると言えるのか。言えるとしたら,彼らがポストイットをするのか否か。書き出したりってイメージできない。
nishio.iconいや,それはイメージできないだけであって,僕はできると思う。こういう仕事においても有益だと思うし,彼らも知的生産をしていると思うし,ていう,あのやっぱりあの,言語化しいない書き出して共有することは有益。書き出したもの,一覧すると,そこから新しいものが生まれるということはあると思っていて,イメージできないというのは,現状されていないというだけ。
されているかもしれない。
なるほど。
nishio.icon適していない仕事もあるのでは,という点については,あるのかもしれない。
例としては適切ではない。工場で働いている人が自分が働いているプロセスの,改善をするというのに使ってもいい。有益だと僕は思う。
知的生産,シチュエーションが,例えば,営業で入った新人が100社回って営業してこい!みたいな知的生産としては,どういうのか。課題と解決方法がそもそもめちゃくちゃであることもある。
それはそもそも知的ではない。
でもそういう風に,知的生産として,こう改善できる。とか。
個々人であるとドラッカーは考えている。その状態から成果を出してく,さっさと辞める。
さておき,その成果にせきにんを持つのは自分。である。プロセスがめちゃくちゃである場合,それを改善していくのは個々人の従業員の責任である。
【参加者】そこで,どうやったらいいか?例えば,ポストイットのやり方で書き出して行って,これからいってみましょう。みたいな? nishio.icon入ったら会社が,上司が,100件こなしてこいというパワハラ上司であった場合,どうしたらいいか。
例が悪かったかな。解決する問題が明確ではない。知的生産なのかな?
明確でないと解決できない。KJ法は解決作を書き出していくのではなくて,現状良くない状態だと思うけど,それって具体的に良くないの。マズそうだ,きな臭い。とりあえず全部書き出してみる。ぜんたいを見たときに,結局のところあの上司がいけないんだということになったりする。
そういう風に解決すべき問題が明確になったりする。上司をやっつけるか,上司から離れるかしかない。で,結局その,何が解決すべき問題なのか見つける,解決していく。日々観測している膨大な情報の中から,その,本質的な情報が何なのかを見極めていくもの。知的生産の根幹一番重要なことだと思う。
【参加者】知的生産というと,クリエイティブという感じになってしまう。 nishio.icon知的生産というのもビックワードという指摘があり,定義が曖昧。それは仕方がないこと。要はアイデアを考えるだけではないと思っていて,例えば膨大な情報があって,それが解決されることによって,自分が楽になる。プロセスの改善。自分が楽になる。
このマニュアル,これくらいあるマニュアルを,1週間後までに読んでこい。1ページ目から読んでいたらどう考えてもダメでしょ?みたいな。どうすればそれをざっくりと把握することができるかということを考える。知的な作業を,どうやってプロセスを改善していくか。ということ。知識,方法論の話になる。
【参加者】そうなると,逆に,知的生産でない仕事ってあるのですか? nishio.iconプロセスが決まっていて,改善する必要がなかったら,知的生産ではない。クリエイティブクラスでないと思われいてる仕事も大部分が知的生産であると考えていて,何でみんな知的生産をすればみんなハッピーになると考えている。みんなKJ法を勉強しようよ。みたいな。
【参加者】トヨタの例でも,大手のメーカー,工場でかっちり決まっていて,そこまで改善しなくても仕事は回るじゃないですか。そういう状況で,でもそれは知的生産なのかな。 nishio.iconかっちり決まっていて,,そこまで改善しなくてもいい。。。その作業をするだけなら,知的生産ではないと思う。
【参加者】マインドというかその人の業務内容。その人に改善の意欲があるかないか? nishio.icon意欲があるかないか,与えられた仕事を体を動かしているだけというのは知的生産ではないのかな。
問題意識の有無で知的生産かいなかが決まる?
多分問題意識を持っていない人は,同じ仕事を与えられたとしても,知的生産でない方法でこなしていく。でも,おんなじ仕事であっても,それをより改善して変えていこうという自分に対する拡大再生産投資として,やっていこうという気持ちになる人もいて,自分の競争力に責任を持つのは自分であって,それのために自分に対する拡大再生産をしないといけない。拡大再生産をするかというのは,結局自分に帰ってくる。
日本は,その,他の先進諸国に比べて,生産性が低いというデータ。生産性を上げないとダメだ。その原因について,
nishio.icon大きすぎて,簡単には答えられない。生産性が低いとよく言われます。その一つが与えられたやり方のプロセスを変えていこうという姿勢がないのではないかと思う。
それはなぜ考えないのですか?
nishio.iconなぜなんでしょうね?
【参加者】考えられないようにしてきたのでは?答えは教えてもらうもの。ルールから外れないことをよしとする教育を受けてきたから。 そういった傾向を強化する,わかんないことがあったらすぐ聞けば答え返ってくる。グーグル的な考え方。
nishio.icon検索して手軽に手に入るような知識は,すでに手軽に入手できる価値の低いコモディティ化した知識。
【参加者】検索ワード自体を練るという習慣がない場合,知的生産とは言えないのでは? 検索ワードを練るということ,解決すべきものがわかっている。
【参加者】発見もそう,リサーチクエスチョン。問いの形を変えないと,出力される情報が変わらない。対象が全く違う。 【参加者】プロセスを変える,抵抗される。仕事サボっているのだと言われる。nishio.icon仕事をサボっていると解釈する文化がある。 【参加者】エクセルでマクロ組むと怒られる。仕事を分析することが敵対行為にあたる。何かに挑戦すること。 nishio.icon疑問を挟まずに,信仰するとこが良いとされている昔のキリスト教のような状態なわけですよね。
【参加者】大半の人間がそれを知的生産が悪だと思っている人が多いと思う。 今での話だと,知的生産とは,問題を見つけて,解決すること。問題を見つけること自体を求める人より求めていない人の方が多いから。
【参加者】経営者はやりなさい。現場は抵抗する。そんなことをいっているけど,目の前の仕事があるし。綺麗ごとをいうけど,俺たちは現場の仕事をしましょう。そういう環境だと,そういうことをすることを明確に妨げられる。 立川)あと2分。
nishio.icon最後の最後に何ですど,そういう捉えてくる人たちがいるっていうことを,まあ,与えられたギブンな環境。それを変更することはできない。変えることができるとするならば,自分の行動と考え方だけ。どういうことを変えていくか。考え方を変えるか,行動を変えるか,職場を変えるのか転職するのか。次回,話せるの?次回この講義をやる時までに,
たてかわさんが6月20日と,7月11日教室は取れますけれどどうしますか?なんか3週間空いている。月一回ペース両方やることになった。
最後の2分間で,次回のアナウンス。
nishio.iconBMOTシリーズ,今回やっているのが,次回7月11日。レシートを買い取ることで有名になった,タンさん。MOTの卒業生。第2回,このかたにお話聞こう。それでなぜか,話を聞く役をするわけ。僕の書いているメモをスライドで写しながらやりましょう。新しいチャレンジ。第2回の実験。
ぜひご参加ください。手元メモを映しながらやるという。
7月11日水曜日。50名定員のことろ,現在30名の方のご参加。まだちょっと流してないメールがある。nishio.icon今日のうちに申し込まないと締め切られてしまうかも。僕のScrap boxを見つければ,
nishio.icon僕が一人で話すよりも有名な経営者の方にきていただいた方が集客がいいというか。ていう感じ。
立川)どうもありがとうございました。非常に実験的な講義でありました。
閉店が11時。喫煙化。ではあるか,禁煙でお願いします。
最後に。9時過ぎ。乾杯すると。9時半。皆さん来ていただきたい。
ありがとうございました。